Rice Field Seminar (3)

土壌圏システム学研究室と合同で年内最後の「Rice Field Seminar」を開催しました.Rice Field(水田)における植物と土壌の相互作用を理解しようとするSeminarです.

今回は,私の指導する大学院2年生が学部時代から継続してきた研究の成果を披露しました.

彼女は飼料用水稲の体内における非構造性炭水化物(デンプン・糖)の転流-蓄積-再転流を調査する過程で,飼料用水稲が根にも多量の非構造性炭水化物を蓄積することを発見しました.根は土壌中に放置されるため,そこに蓄積した非構造性炭水化物は土壌微生物の餌になることが予想されます.これを上手く利用すれば,稲わらを鋤き込まずに地力を維持することができるかも知れません.

今回は,地上部がメインの話題ですが,地下部への影響を議論できる有意義な時間となりました.

Tags:

No responses yet

コメントを残す

Latest Comments

表示できるコメントはありません。