本年度8回目のRice Field Seminarを開催しました。今回は、時間の都合上、土壌圏システム学(渡辺先生)と私の研究室のみで開催でした。私が管理する水田の一部では、学部2年生を対象とした授業で受講生が水稲品種ナツヒカリを栽培しています。その水田では、土壌圏システム学の学部4年生が卒業研究として水田土壌中の水分収支および窒素収支を推定しています。さらに、私の研究室の学部3年生が卒業研究として水稲生育および収量を調査しています。この水田には、つじ農園から頂いた米ぬかが散布されており、米ぬかから溶出してくる窒素が如何にイネに吸収されるのか?を把握しようとしています。今回のセミナーでお互いのデータを突き合わせ、これまでに何が分かり、今後何を追求すべきか、が明確になりました。土壌圏システム学の学部4年生は大学院へ進学して研究を継続します。また、このプロジェクトにはタンザニアの留学生が加わります。来年は、4年生に進級する私の指導生と3人体制で 研究を進めていきます。
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