与謝野町での水田土壌調査

京都府与謝野町で町内の水田から土壌を採取してきました。

フードシステム学の亀岡先生にお誘い頂き、最近よく与謝野町に来訪しています。与謝野町では、町内の資源(おから、魚のあら、米ぬか)から生産された肥料「京の豆っこ」でイネが栽培され、収穫されたコメが「京の豆っこ米」として販売されています。

この資源循環型稲作は地力の点で持続的なのかどうか?

今回、町役場の依頼で調査することになりました。2月中に調査希望農家が公募され(http://www.town-yosano.jp/wwwg/info/detail.jsp?common_id=509137)、9生産者の73圃場が選定されました。各生産者には「京の豆っこ」圃場だけではなく、比較として化成肥料圃場や堆肥圃場を調査対象に含めて頂きました。調査には土壌圏システム学の渡辺先生と学部4年、土壌圏循環学の坂井先生にも参加して頂きました。

2泊3日の強行軍に加えて2日間も雨に見舞われましたが、何とか無事に土壌採取が完了しました。土地勘のない人間が大稲作地帯の中から1圃場を探し出すには相当な困難が伴います。何といっても修士1年の学生が Google My Mapで作成してくれた圃場地図が絶大な威力を発揮しました。スマホでインターネットにアクセスできれば、GPS機能を使って短時間のうちに次の圃場へ移動することができます。何と、移動も含めて1圃場に費やしたのはたった10~15分でした。

これから実験室での作業が始まります。何とか、良い情報を提供できれば良いのですが。

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