台風でクサノホシが倒伏してしまいました。クサノホシは地上部バイオマスが大きいことに加えて,食用イネの様に穂も大きいため,どうしても重心が高くなってしまいます。やはり,台風並みの風には堪えられませんでした。津地方気象台によると,9月20日13:30の最大瞬間風速が23.6 m/s(ビューフォート風力階級によれば「家屋に僅かな損害が起こる程度」)だったそうです。まだサンプリング途中なので心理的な損害は大きいのですが,それにしても「たちすずか」(倒伏したクサノホシの奥と手前)が頑丈なのには驚きました。こちらは,クサノホシよりも地上部バイオマスが大きいのですが,食用イネと比べて異様なまでに穂が小さく,重心が低いことが強さの一要因だと考えています。加えて,根量が多く,土壌をしっかりと掴んでいることも強さの要因かも知れません。不幸中の幸いというか,重要視している「たちすずか」の利点を実感することができました。
No responses yet