8月16日(土)ボルタ州の伝統行事「ケンテ祭り」に参加。会場はトーゴ国境付近のAgotimeという街。会場では知り合いのガーナ人が1日中案内してくれた。
ケンテはガーナの伝統的な布。地方ごとに特徴が異なり、代表的なものにアシャンティケンテ、ボルタケンテなどがある。ガーナでは正装とされており、職場で着ている人を時々見かける。
ケンテ祭りではケンテを着た人々が音楽や踊りと共に街中を凱旋する。最大の見どころはチーフが神輿の上で踊る場面。立派な衣装を身に纏いながら見事な舞を披露する。参加者が一斉にカメラをチーフに向ける中、私が気になったのは下で支える人たちだった。地元の祭りで神輿を担ぐ男たちを見てきたためか、自然と目線が惹きつけられた。彼らのほとんどが神輿を頭で支えていたことは今日1番の驚きだった。
案内人のご厚意でケンテの生産現場も見学させてもらえた。機織り機の要領で糸を順番に潜らせ、少しずつ模様を形成していく。脳内に具体的な完成イメージがないと難しい、まさに職人技。見学後は商品説明と販売タイム。私は気に入った柄のポーチを購入。次の店で伝統衣装も一着購入した。また一つ、ガーナの伝統文化への理解が深まり、充実した休日となった。






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