5月11日（日）昨晩から停電と断水が発生。部屋は風通しが悪く、電気も使えないため外で読書。植物栄養学の基礎を復習した。

しばらくすると非番の筈の警備員が事務所へ。荷台付きバイクも同行。聞くと、炭用の木を切りに来たらしい。比較的華奢な彼だが、やはりパワーと体力はガーナ人。わずか1時間で荷台を満杯にしてみせた。もちろん1人で。なんという作業効率。この作業を全てナタ1本で行ったと聞きさらに驚く。

夕方になると電気は回復。夜は快適に過ごせそうだと安心した矢先、キッチンでサソリ（蠍）を発見。生きたサソリを目の前で見たのは人生初。しかし今回ばかりは感動より恐怖が勝った。サソリの尾には毒針があり、一部は猛毒を有する。

対処法を知らないため、隣人に助けを求める。すると「スコルピオン？Oh，OK．」と言い、殺虫剤を片手にキッチンへ。勢いよくサソリに吹きかけ、死亡確認が済むと何事も無かったかのように部屋へ戻った。ガーナ人にとってはゴキブリと大差ないらしい。こうして人生初のサソリは一瞬であの世へ送られたが、できれば2度と遭遇したくない。