隊員生活163日目

1月16日(木)ウガンダ稲作研修4日目。

①精米所視察
大規模な精米所「Upland Rice Millers Company Ltd.」を視察。経営18年目。精米のほか、包装、ブランディング、マーケティング、発芽試験等も行う。
含水率は納品時(収穫後)17%、乾燥後13.5%。品質は砕米割合で3段階に分ける(優:0〜5%、良:6〜8%、可:9%〜)。優・良はブランド米として売られ、特に良の需要が大きい。販売単位は25㎏と50㎏の2種類のみ。販売先は主に卸売業者や小売業者などで、彼らを通じてホテル、学校等に販売される。販路はワークショップで開拓し、広告活動等は一切行わない。
米糠は450UGX/kg、籾殻は30UGX/kgで販売。米糠は主に家畜飼料、籾殻は乾燥機等の燃料、または燻炭にして有機肥料として活用される。

②米市場調査
「Busembatia highway producers market」を視察。10年以上続く市場で、主に穀物の保管・小売業を営む。米の月間販売量は500kg、販売価格は2500〜4000UGX/㎏。収穫時期は供給量増加に伴って価格が低下し、休閑期には上昇する。
市場内の各店舗はテナント代を支払っており、販売価格は統一、利益も分割している。主な顧客は手前の道路を走行する旅行者だという。運任せすぎるため、他の販路もありそうだが、果たして。
市場の裏口で小型の精米機を見学。よく見ると米糠の中に籾殻の粉末が混ざっていた。籾のまま投入し、籾摺りと精米を精米機で同時に行っているという。砕粒増加や機械故障の原因になっていないか。

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