アウトリーチの難しさ

与謝野町の稲作研修会にて講演させて頂きました。過去2年間に渡って取り組んできた町内水田の土壌調査と、2020年作期に町内の水田で実施した農家圃場試験の途中経過について、説明する機会となりました。Zoomでのオンライン講義の様子は、3月27日午後8時から京都府与謝野町有線テレビで放映されます(http://style.town-yosano.jp/wwwr/event/detail.jsp?common_id=538282)。

なるべく多くの生産者が参加できるように18:00から開始したのですが、私の話が長すぎたことに加えて、分かりずらかったために、様々な質問が飛び交い、21:00頃に終了するという大変な長丁場になりました。頂いた質問に対して自信を持って回答できたことは少なく、多くの場合、回答困難であることや一つの仮説を伝えるに過ぎない回答になってしまいました。私の所属するグローカル資源利用学教育コースでは、「これからの農林水産業を実質的に支える人材の養成」を大きな教育目標に掲げています(⇒教育目標)。教育コースを先導する私自身がこの体たらくでは、みっともないこと、この上ありません。

2021年度も町内の水田で農家圃場試験を実施します。年度末には同様な研修会が開催され、2年間の試験結果を総括する予定です。これから一層精進し、研修会で生産者の皆様にお返しするだけではなく、この経験を基に教育コースの教育活動に活かしていくことを決意した夜でした。

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