本日は「文理融合を超える異分野融合の可能性」を追求する合同ゼミでした。
「バイオテクノロジーで未来を切り拓く(田丸先生、水圏生物利用学) 」医療や創薬のフロンティアでは量子生物学が必須となり、今後それを活かしたバイオエコノミーが大きな成長産業になるとのこと。また、金魚による組み換えタンパク質の生産とその技術を応用した透明金魚の開発や、金魚の一種であるスイホウガンを使った抗体生産体系の確立など、地域の水産資源をバイオエコノミーに組み込む研究を紹介頂きました。
「バイオマス燃料生産の現在とこれから( 滝沢先生 、応用環境情報学)」バイオ燃料には、食料から燃料を作り出す第一世代、非食用のセルロースなどを利用する第二世代、そして微細藻類に燃料を生産させる第三世代があります。微細藻類の脂質からバイオディーゼル、炭水化物から炭(すみ)、タンパク質から藻類培養用の餌を作り出し、微細藻類をフル活用するための研究を紹介頂きました。
「美味しいコメにまつわる最近の話題:消費者の求める商品を生産し続けるには?(関谷、国際資源植物学)」今後の稲作経営ではコメに対する消費者評価を常に意識する必要があること、また経営の持続性には有機資材を如何に上手く活用し、水利施設を如何に低コストで管理するかが重要であるかを話しました。
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