飼料イネの遅植え(17)

飼料イネの穂です.上段が「たちすずか」で,下段がクサノホシです.また,左側が低密度で(11.1株/m2)移植した植物体の穂で,右側が標準密度(22.2株/m2)で移植した植物体の穂です.いずれも出穂後8週目に採取しました.一穂粒数の違いが歴然ですね.「たちすずか」の穂は容量が小さすぎるようで,光合成により生産された炭水化物は穂以外の部位にもドンドン蓄積していきます.蓄積の程度は栽植密度と刈取り時期の交互作用で大きく変化します.「たちすずか」を使って生産された飼料(ホールクロップサイレージ)の品質は,栽植密度と刈取り時期に大きく影響されるかも知れません.昨年度は,出穂後8週目で実験を終了しましたが,本年度は12週目まで引き延ばす予定です.担当の大学院1年生が自主的にドンドン実験を進めてくれるので助かっています.

Tags:

No responses yet

コメントを残す

Latest Comments

表示できるコメントはありません。