中央農業総合研究センター(中央農研東海,於野菜茶業研究所安濃本所)の皆さんが実施しているでコムギの施肥試験圃場で生育調査をしてきました.今回は大学の卒業式と重なってしまい,卒業生を見送る3年生2名は参加することがでなかったので,私1名のみの参加です.
いつも通り,圃場から採取したコムギの植物体を流し台へ持ち込み,根に付着している土壌を洗い流します.流水だけでは水田土壌を洗い流すことは難しいので,ブラシでこそぎ落とします.洗浄後,植物体を調査室へ持ち込み,草丈,茎数,葉数,SPAD値などを測定します.測定後,植物体を葉,枯死葉,茎(稈),根に切り分けて,それぞれ乾燥します.今回は,予定よりも早く調査が終了したので,追肥もお手伝いしてきました.
追肥終了後,少し時間があったので,お隣の農家圃場を観察してみました.
既に芒が出ている株を見つけました.今年は,三重県の多くの農家がコムギを早播き(10月下旬~11月初旬)したそうです.早播きに加えて暖冬であったため,例年よりもコムギの生育が早まっているようです.
芒の左横の葉が止葉です.本来は直立しているのですが,撮影用に左方向へ引っ張っています.
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