Ulanga

2010年2月25日

山口大学 荒木准教授とChilomgora(Ulanga県)の陸稲畑を視察した.山の斜面を切り開いた畑での陸稲栽培,トウモロコシと陸稲の間作,平地での大規模な陸稲栽培等々,様々な栽培形態で陸稲が栽培されていた.

2011年6月9~10日

Mr. KaozyaがUlangaのNERICA農家圃場を視察した.Ulangaでは,今季,約30農家がNERICAを栽培したそうだ.NERICA研修に参加した4普及員のうち1名が死亡し,もう1名が単車事故で負傷したため,両普及員の担当する村の農家は播種時の技術指導を受けられず,そのまま栽培を中止したらしい.これが低参加率の原因だという.訪問時,収穫直前のNERICAは大きな穂を付けていたという.周辺農家の間でNERICA種子に対する需要が急激に伸びており,栽培農家は意気揚々としていたらしい.圃場の写真を見る限り,2~4t/ha収量を見込めるのではないだろうか? 当地では,穂刈りが一般的で,熟した穂を次々に刈り取っていくため収穫時期が長い.収穫開始後しばらく経つと,既に刈り取った株のひこばえが意外にも大きな穂を付けたため,多くの農家が喜んだという.Morogoroの農家同様にUlangaの農家もNERICAのひこばえ能力を高く評価しているらしい.