隊員生活334日目/帰国まで256日

7月6日(日)今週もマーケットで買い物。今日の目的は新たなるタンパク源の入手。

タンパク質不足解消のため、先週から卵を 1日3個摂取していた。安価で手に入りやすい卵だが、JICAの健康管理員さんからは以下のご指摘をいただいた。
・卵の過剰摂取は血中LDLコレステロールの増加に繋がる。
・卵の摂取と脂質異常症との因果関係が一部指摘されている。

派遣前の健康診断結果から、卵によるタンパク質補給は私に適さないと判断された。代替案として任地で入手可能な「魚と大豆」が挙がった。という訳で、今日はマーケットで魚と大豆を探す。

ガーナで魚といえばスモークされたサバ(通称サーモン)を指すことが多い。腐敗臭と群がる蝿にも今回は目を瞑り、試しに1尾購入。調理で衛生上の問題をクリアできれば定期購入を検討する。値段は15セディ(約150円)。

次は大豆。「soybean」をお願いしたが出されたのは小さな豆。品質に問題は見当たらなかったため、ひとまず購入。小缶2杯で20セディ(約200円)。これで目的の品はひと通り入手できた。今夜、早速調理に取り掛かる。

帰り際、謎言語で話しかけてくる若者と3度目の遭遇。中国語の真似かと思い今まで無視していたが、よく聞くと何か違和感が。気になったので少し話を聞いてみると驚きの事実が発覚。彼はフランス語を話していたのだった。覚えたてのフランス語で私が挨拶すると会話が成立。彼はデーツを売りたかっただけらしい。よくいる周辺国から来た商人だ。「美味しいよ」と言われたが「買いません」と伝えると彼はその場を後にした。

無干渉は有効な自己防衛手段であるが、向き合うことで得られる学びや成長も少なからずあるらしい。先週話したチャイナ呼び軍団も、私が日本人と分かった途端ただの親しげなガーナ人に変貌した。過度な思い込みは視野を狭め、自分をも苦しめる。時折こうして向き合うことも適切な判断能力を養う上で重要なのかもしれない。

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