6月5日(木)圃場巡回のためCPとレフトバンク(左岸)へ。KISがある右岸と異なり、民間企業が100ha程の大規模な農地をまとめて管理・運営しているらしい。民営化は農地集積や契約栽培によって経済的なメリットをもたらすのか。企業の利益構造に組み込まれた農家はただの地主と化してしまうのではないか。機械化が進むKISにおいて土地集積等による作業効率化は重要課題である。一方でこうした仕組みの中で農家の利益が担保されるのかは疑問。
農家が利益拡大の糸口を掴むためには経済関連の情報収集と発信が重要。農家の栽培技術指導に対する意欲や向上心は自分の生産品の市場価値を知り初めて生じる、と私は考えている。今、配属先が担うべき役割は何なのか。未熟な日本人の戯言にも少々耳を傾けてもらい、共に考えてみるのも良いかもしれない。

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