隊員生活267日目

4月30日(水)GRIPによる籾乾燥機の試験運転。

試験は精米所「Ghazel yard」で実施された。燃焼炉で枝葉や籾殻を燃やし管内の空気を温め、送風機で籾に熱風を当て乾燥させる。設計はIRRIの乾燥機を参考にしている。今日は送風機の動作確認に加え、熱風の温度や温度調節の方法を確認した。熱源が焚火のため、温度調節が課題になりそう。専門家からは燃焼炉内をレンガで囲い保温性を高める案も。

米の過乾燥による品質低下はガーナ稲作の重要な課題である。ほとんどの場合、天日乾燥で急激に水分が失われることが原因。加えて、乾燥スペース不足による品質劣化も課題とされている。コンパクトで温度調節可能な乾燥機の導入により状況が改善することを期待したい。

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