タンザニア稲作(14)

本日は,インド洋沿いのRufiji県にやってきました。JICAのTANRICE-2プロジェクトで実施している天水田稲作の栽培技術研修の途中経過を視察することが目的です。私は,TANRICE-2プロジェクトの前身であるTANRICEプロジェクトにおいて技術協力専門家として活動していました。その終盤,天水田稲作の支援策についてプロジェクトリーダの冨髙さんと何度も議論を重ね,灌漑稲作における要素技術(畦畔造成,均平化,直線移植,品種など)の有効性を天水田稲作で検証する圃場試験を実施すべきだという結論に至りました。その提案にしたがって,TANRICE-2プロジェクトでは,大泉さんが天水田稲作の盛んな3地域で試験を実施し,その成果を踏まえて実際の技術研修を実施するに至っています。その間,山口大学の荒木さんはアドバイザーとして圃場試験の設計やデータ分析,さらには研修内容の提案に携わってきました。写真は研修に参加している中核農家の方々です。プロジェクトは人,人は宝であることを実感します。

 

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