資源植物学(Plant Resource Science)

授業の概要

資源植物学はグローカル資源利用学教育コースの必修科目である。本講義は、生産者の直面する課題を聞き取り調査し、消費者へのアンケート調査によって課題解決策を提案するグローカル資源利用学チュートリアル(以下、チュートリアル)と密接に連動している。チュートリアルではマーケティングの視点から生産者の課題を考察するのに対して、資源植物学では生産技術の視点から生産者の課題を考察する。本講義は「科学的で論理的な思考を展開することができ、計画的に問題の解決に取り組むこと」を大きな目的とし、学修の過程で「生命、環境、食料、健康等に関する生物資源学の基本的な知識と技術、経験」を涵養する。また、グループによる課題考察を通じて「豊かなコミュニケーション能力を持ち、他者と協力して行動する」能力を培い、「社会の変化に柔軟かつ自律的に対応し、発展的に生きていくことができる」人材の育成を目指す。

学修の目的

生産者の実践技術における課題や問題点を指摘し、エビデンスに基づいた論理的な議論を展開して、解決策を提案できるようになる。

学修の到達目標

【知識】各作物の栽培暦を理解し、収量と品質に影響を与える環境要因と栽培技術の知識を得る。
【態度】各作物の一般的な生産技術と生産者の実践技術の相違を説明できるようになる。
【技能】生産者の実践技術における課題や問題点に対して解決策を提案できるようになる。