社会調査演習(Practices in Social Survey)

授業の概要

設定された調査対象地域における農林水産業の課題を把握し、社会調査および圃場調査の手法を用いて、そうした課題に関する調査・分析を行います。方法論の学修、分析課題の設定、調査票の作成、調査の実施、調査により得られたデータを用いた分析の実施、分析結果を踏まえた提言といった、卒業論文研究と密接に関連する一連の作業について、履修者全員および少人数のグループ単位で、一年かけて取り組みます。その上で、調査・分析結果を報告書としてまとめ、調査対象地域の方々に向けた報告会を行います。
本演習は、国際・地域資源学教育コースに在籍する学生の卒業論文研究の方法論と合致するため、卒業論文研究の準備としての位置付けがあります。また、社会科学や自然科学の方法論を用いて課題に取り組むことから、文理融合研究を推進するコースの理念にも合致した授業となっています。

学修の到達目標

地域社会における今日的課題を発見し、既往研究の中の位置付けを明確にしながら自らの分析課題を設定し、フィールドワーク等による調査・分析を行うことにより、客観的証拠(エビデンス)をもって地域社会の課題に対する解決策を提示できるようになるとともに、そうした活動を通じて卒業研究の流れを理解できるようになることを目的とします。

学修の到達目標

上記の学修の目的を達成するため、以下の到達目標を設定します。
【知識】地域社会が抱える課題を発見・理解し、その課題に関連する既往学術研究についての知識を習得し、課題発見からエビデンスを用いた解決策の提示までの一連の流れに対する理解を深めることができるようになる
【技能】地域社会の今日的課題を自ら発見できるようになるとともに、関連既往研究を自ら効率的かつ効果的に把握した上で、地域社会の課題に関連した分析課題を設定し、各学術分野の適切な方法論に則って調査・分析を行い、結果を適切に解釈し、調査・分析内容を論理的な文章で表現し、効果的に口頭発表できるようになる
【態度】地域社会における課題を発見し解決する姿勢を習得するとともに、調査対象者に対して適切にアプローチを行い、教員やグループメンバーと協力しながら、エビデンスをともなって自らの主張を行うことができるようになる

2022年度 

京都府与謝郡与謝野町 水稲栽培

三重県 津市 伊賀市 名張市 水稲栽培

 

2021年度 つじ農園 水稲栽培(対面)

2020年度 つじ農園 水稲栽培(オンライン)

2019年度 つじ農園 水稲栽培(対面)

2018年度 三重南紀(東紀州)柑橘栽培(対面)