授業の概要
この授業では、農林水産業の課題に対して解決策を提示するための方法論を学びます。この授業は、卒業研究の準備科目として位置付けられ、ここで得た知識や技術は3年次に開講される発展科目の社会調査演習で活用されます。前期では主に社会調査法の基礎を学び、生産者を対象とした現地調査を行います。後期には消費者を対象としたアンケート調査を実施し、収集したデータを統計解析し、既往研究と比較しながら調査結果の意味を理解します。また、調査結果の記述方法や口頭発表の方法も学びます。社会科学と自然科学の教員が授業を担当することで、文理融合的な視点で現地調査できるように支援します。
学修の目的
生産者の実践技術における課題や問題点を指摘し、エビデンスに基づいた論理的な議論を展開して、解決策を提案できるようになる。
学修の到達目標
【知識】社会調査に関する基礎知識を習得し、農林水産業の生産者や行政担当者の取り組みおよび消費者の態度や行動を理解するとともに、課題発見からエビデンスを用いた解決策の提示までの一連の流れを理解できるようになる。
【技能】適切な社会調査手法を用いて農林水産業における今日的課題を自ら発見できるようになるとともに、消費者を主な対象とするアンケート調査を計画、設計、実施してデータを収集し、基礎的な推測統計学の手法を用いてデータ分析を行い、分析結果を適切に解釈し、調査・分析内容を論理的な文章で表現し、効果的に口頭発表できるようになる。
【態度】社会における課題を発見し解決する姿勢を習得するとともに、調査対象者に対して適切にアプローチを行い、グループワークでリーダーシップを発揮したり協調行動をとることができるようになる。
2022年度(対面+三重県庁新人研修と合同開催)
今安ライスセンター(桑名市)
豊田畜産(亀山市)
よこや製茶(津市)
いちご屋くろべえ(松阪市)
2021年度(オンライン+対面)
- TomiBerryいちご農園(伊賀市)
- 足坂農家組合(津市)
- 井上真珠(志摩市)
- エッグハウス川北(鈴鹿市)
2020年度(オンライン)
- 農業生産法人クマダ(鈴鹿市)
- 丸善水産(鳥羽市)
- 三重北農協(四日市市)
- JA津安芸(津市)
- さくらベリーズガーデン(四日市市)
コメントを投稿するにはログインしてください。