栗真町屋町の皆さんと北杜市を訪問しました。

栗真町屋町の皆さんと山梨県北杜市を視察しました。三重大学の立地する栗真町屋町には何と約50haの耕作放棄地が広がっています!!キャンバスの北側に隣接しており、文字通りのお隣さんです。昨年、栗真町屋町の担い手農家さんと津市農林水産部の皆さんが耕作放棄地の解消についてご相談に来られるまで、その存在について全く認識しておらず、大変驚きました。これまで幾度か議論を重ね、協議会の設立など具体的な活動も出てきました。

本日は、津市の支援を受け、 多くの地権者と一緒に耕作放棄地対策で有名な北杜市を視察しました。北杜市は各種の優遇措置を講じて大規模な農業生産法人21法人を受け入れ、耕作放棄地の解消につなげています。約500人の新規雇用も生み出されました。

北杜市は、年間の日照時間が日本最長で、標高が高いために夜温が低く、内陸で台風被害も少ないことから、作物生産には絶好の条件が整っています。また、首都圏まで2時間という立地に加えて、富士山と八ヶ岳に挟まれた格好の環境は「美味しい水」の産地としてブランも確立しています。結果的に、施設栽培による集約的な野菜生産に取り組む法人には絶好の立地だったのかも知れません。それを信じて法人誘致に邁進された北杜市の皆さんには脱帽です。北杜市の経験をそのまま栗真町屋町へ移植することは難しいでしょうが、大いに参考となる視察でした。
「日帰り旅行」 で地権者の皆さんと交流できたことも何よりの収穫でした。

Tags:

No responses yet

コメントを残す

Latest Comments

表示できるコメントはありません。