国際資源植物学(Global Plant Resource Science)

国際資源植物学とは?

国際:複数の国家に関係すること.世界的であること.

資源植物:人類の生活上,必要とする物質を生産することが期待できる植物を意味している・・・栽培植物は当然資源植物に含まれるが,・・・どちらかといえば・・・新しい有用な植物の探索的意味をも含めて用いられる(近藤典生先生の定義).

Global Plant Resource Science:三重大学では,国際資源植物学の英語表記として使用されています.Global:世界的な(地球全体の),Plant:植物,Resource:資源,Science:科学.すなわち,国際植物資源学.

日本に限らず世界のどこかで有用資源として利用されている植物について様々な角度から探究する学問のこと.私は,こちらの定義を採用します.したがって・・・・・

国際資源植物学は,日本を含めた世界のどこかで有用資源として栽培される植物について様々な視点から探究する学問です.食料,飼料,医薬品,工業用原材料,エネルギー等に利用される植物が対象となります.私達は,そうした有用な植物を栽培する技術,特に様々な環境条件下で植物の生産量を増加させる技術,さらには最終産物の品質改善を促す技術を研究します.すなわち,「栽培から消費まで」を視野に入れた研究に取り組んでいます.